蜜紅玉

蜜紅玉

原点を極めた至上のりんご
「蜜紅玉」

蜜紅玉
紅玉(こうぎょく)--その名に違わぬ深紅の皮、“りんごらしい”芳醇な香り、優しくも味わい深い酸味を持つ、日本のりんごの原点とも言うべき存在。
その紅玉を樹に成らせたまま完熟するまで待ち、りんご蜜が入った(糖分が全体に充足した)状態で収穫したもの……それが「蜜紅玉」。
紅玉特有の酸味・香りに、完熟の甘味・旨味が加わった最高品質のりんごです。

歴史あるりんご農家だけが楽しんできた
特別な果実

数多の品種があるりんごの中でも保存性に優れているとは言い難い紅玉。
樹上で完熟させるとその賞味期間はさらに短くなり、収穫後およそ10日程度しか品質が保持できません。この日持ちでは市場を介し出荷することはほぼ不可能。そのため蜜紅玉は、りんご農家自身やその身内などで密かに楽しまれていた程度に留まり、一般市場へ出回ることはありませんでした。

蜜紅玉の出荷時期

減っていく紅玉、消えていく蜜紅玉

紅玉は明治時代から昭和初期にかけ、日本のりんごの主品種としてほとんどの農家が栽培を行っていました。

しかし戦後、世間の果物ニーズが[甘さ]へ切り替わったことから、りんご界隈でも甘味が強い新品種が台頭。また日持ちに優れた品種も次々に開発が進み、両者に利がない紅玉は、植え替えにより減少の一途を辿ります。
そして蜜紅玉は農家のあいだでも「出荷できないりんご」として、時とともに忘れ去られていきました。

紅玉とふじの栽培面積推移

伊達水蜜園・紅玉へのこだわり

今から30年以上前、周りの農家が新たな品種を育成する中で伊達水蜜園の初代は「酸味がある紅玉こそりんごの基本」という信念の下、時代を逆行するように紅玉の苗木を植え始めました。

現代、一般的なりんご農家において紅玉の木は受粉樹として少量が栽培されるにとどまりますが、伊達水蜜園では年間約4万個を生産する、いわば紅玉専門農家。2代目となった今もその信念を受け継いで、紅玉の栽培・研究に勤しんでいます。
その上で、紅玉にりんご本来の酸味があるからこそ生まれるこの「蜜紅玉」の美味しさと文化を、より多くの人に伝え残したいという想いで、販売に踏み切りました。

※りんごが実をつけるためには花が咲いたときに他の品種の花粉の受粉を要する場合があり、十数本に一本の割合で紅玉が花粉散布用として植えられていることが多い。

長野県伊那市
標高800m地点にあるりんご畑

標高800m地点にあるりんご畑

[夏の寒暖差]
果実が成長する夏場の気温は昼間35℃~夜間20℃。熱帯夜がなく寒暖差がはっきりしていることで、気が養分をたくわえる時間と実を成長させる時間にメリハリが生まれ、成長効率の良い引き締まった果実が生まれます。

[秋の冷え込みと日照]
りんごが赤く色づくには低温で発生しやすい「アントシアニン」という成分をたくわえ、日光に当たる必要があります。全国有数の日照時間があり、りんごが成熟を迎える初秋に気温が大きく下がるこの地は、真紅の紅玉に最適な環境です。

[雨の少なさ・低湿度]
雨が少なく湿度が低いと病原が発生・蔓延しづらく、木が健康な状態で育ちます。また肥料の養分が雨で流されることが少なくなるため、肥料や農薬の量を半分ほど減らし、自然な状態に近づけた栽培を行うことができています。

蜜紅玉が生み出されるまで

蜜紅玉は、収穫時期を通常の紅玉より約1ヶ月遅らせることで生まれます。
しかしその中で数少ない、品質の高い実を成らせるためには、長年紅玉専門農家として培ってきた伊達水蜜園ならではの技術が生かされています。
遅らせた収穫時期にあわせて果実を成長させるため、あえて未成熟な小玉の実を成らせます。そのためには“りんごの神様”・齋藤昌美氏に師事した、伊達水蜜園の初代が誇る剪定技術を駆使。多くの実が成っても折れない、弓なりの柔軟な枝を作り出し、その枝に負荷をかけることで果実の成長速度を調整しているのです。
1.小玉をつくる枝づくり
樹上完熟させるには、木が実を育てる力を考えなければなりません。紅玉本来の収穫時期である9月の末ごろから、蜜紅玉の収穫時期である11月上旬まで、ひとつひとつの木・枝・実の状況を見極めて複数回に渡り収穫を行います。高品質な蜜紅玉に成り得る小玉の実だけを最後に残すのです。
2.収穫の細分化による栄養分配
美味しさへのこだわりはもちろんですが、伊達水蜜園では味以外の要素を含め、果物を通してお客様に感動を与えたいと考えています。蜜紅玉は特別なりんご。だからこそ外観は傷ひとつなく色づきが完全なものを、ひとつずつ慎重に選び抜いたものだけをご用意。お客様の元に届くまで芳醇な香りを逃さないように、また環境で品質が落ちぬよう、保湿性に優れた木綿の布で丁寧に包んでお届けします。
3.厳しい選果基準と品質の保持

初回販売記念

蜜紅玉をお包みする木綿に、高品位の伝統的工芸品・会津木綿を使用。
会津木綿は福島県会津地方の伝統的工芸品。
主に同地方の野良着(農作業着)の中心素材として約400年以上の歴史がある丈夫な木綿。
化学繊維の普及による需要の減少から、昭和以降に生産が縮小し、現在では限られた場所でしか生産されていない
とても希少な布地です。

会津木綿の企画提供:IIE Lab.
「時代の流れで消えゆく物・文化を現代のライフスタイルに合わせて取り入れていく」という想いが伊達水蜜園の蜜紅玉にかける想いと共鳴し、今回の商品に合わせて特別な紅玉色の会津木綿を企画提供していただきました。
※会津木綿はキッチンクロスやランチョンマットとしてお使い頂けます。

会津木綿

IIE Lab.(イー ラボ)
福島県河沼郡会津坂下町大字青木字宮田205番地
0242-23-7760 http://iie-aizu.jp/

おすすめのお召し上がり方

おすすめのお召し上がり方

  1. 水でしっかり洗い流し、
    乾いた布や紙などで水分を拭き取ります。
  2. 皮をむかず、りんごを横にして
    1cm程度の厚さに輪切りします。
  3. 中央の種をとります。
  4. お皿に盛りつけ、そのまま生でお召し上がりください。
  • 輪切りにすることで、りんご蜜の部分もお楽しみいただけます。
  • お好みで芯の部分を、また皮が苦手な方でも皮ごとお召し上がりいただけます。
  • 食後のデザートとして、またワインなどアルコールとご一緒にもおすすめです。

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蜜紅玉【限定10箱】
1箱4個入
5,000円(税込・送料込)

品名 / 蜜紅玉
産地 / 長野県伊那市
内容量 /4個
箱サイズ /W16.5cm × D16.5cm × H10.5cm
発送時期 / 10月下旬~11月上旬
※お届け日はご指定頂けません。
のし/各種対応可
※ご注文画面でお選びください。

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